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私とパニック障害 帰国後

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帰国

パニック発作を発症し、日本に帰国。この時点で、私は「これで治った!」と考えていました。日本なら、実家なら、何も心配することはない。一応病院には通院するけれど、しばらくのんびりしていれば治るよね・・・と。しかし、一度経験したパニック発作のトラウマや、駐在生活によって蓄積していたストレスは、そう簡単に消えてはくれないのでした・・・・

予期不安・広場恐怖との戦い

パニック障害は発作だけでなく、「予期不安」と「広場恐怖」といいった(非常にやっかいな)症状があります。

2.予期不安
パニック発作を繰り返すと、また起こるのではないかという恐怖感をもつようになります。それが「予期不安」です。
予期不安には、死への恐怖だけでなく、ほかの病気(心臓疾患など)の心配、発作を起こしたときの不安(恥ずかしい、助けてもらえない、他人に迷惑をかける)など、さまざまな感情が入り混じっています。パニック障害の人の多くが、予期不安を感じています。
3.広場恐怖
予期不安がエスカレートし、自分が発作を起こした場所に恐怖感をもつようになる…それが「広場恐怖」です。広場というのは、人が大勢いる場所といった意味で、実際には患者さんごとに恐怖感をもつ場所は異なります。
例えば、電車やバスの車内で発作を起こしたために、乗り物を避けるようになったり、デパートで発作を起こし、デパートに買い物に行けなくなる症状の人もいます。
広場恐怖がさらに進行すると、外出ができなくなり、仕事や日常の買い物にも行けず、家に引きこもるケースもみられます。また精神的にも落ち込み、うつ状態になる人もいます。

引用元:https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/life/43.html


実家近くの心療内科に行き、医師に「今のところは落ち着いているようだし、抗不安薬をお守りにして様子をみてみよう」と言われました。その診断を受けて、「私は軽いんだ、自力ですぐに治そう!」と意気込みました。さっそくパニック障害の書籍をいくつか読んだ私は、あえて恐怖を感じる場所に行ってみる「暴露療法」とサプリの服用と、なるべく薬に頼らない治し方を実践しようとしていました。ショッピングセンターに行ったり、親の車で遠出したり、友人とランチをしたり。しかし、日が経つにつれ「またあの発作が起きるのではないか?」「なんだか息苦しい・・・」といった不調が強く現れるようになりました。

投薬治療へ

ある日、子供と遊戯施設に行ったときに、耐えられないソワソワと不安感、息苦しさに襲われました。子供に「お母さんお腹がいたいの、帰ろう」というと、普段はなかなか帰りたがらない子供が「わかった、かえろ」と一言。それを見て、「子供に心配をかけてしまった」「どうして私は普通の元気なお母さんでいられないんだろう」「みんなにも迷惑をかけている」「いっそ、消えたほうが楽なんじゃないか」と、様々な感情が一気に押し寄せて来ました。自宅に帰り、涙が止まらなくなってしまった私は、再度心療内科を受診。「パニック障害に伴う抑うつ症状が出ている」と判断され、私自身の希望もあり、SSRIと抗不安薬を使った投薬治療を開始することになりました。

急性期の過ごし方

うつ状態の急性期は、体験したことのある方にはお分かりいただけるかと思いますが、とても辛いです。体が動かない。ネガティブなことしか頭に浮かんでこない。一人でいるのが不安でしょうがない。食欲が全くない。TVもうるさくて見ていられない。加えて、初めて飲む抗うつ薬にも抵抗があり、家族に見守ってもらいながら、何とか飲む・・・といった状態でした。子供は実家近くの保育園の一時保育のお世話になり、身の回りのことは両親にサポートしてもらう。本当に辛い日々でしたが、時間の経過とともに、徐々に「あれができそうかも」「これがやりたい」など、ポジティブな気持ちが芽吹いてきました。

快方へ

抗うつ薬は効果が出始めるのに、2週間くらいの時間がかかるといわれています。(その期間をサポートするのが、即効性のある抗不安薬)抗うつ薬を飲み始めてちょうど半月経過したころには、家事をしたり、子供と公園に行ったりすることができるようになりました。そして、徐々にこれまでの生活と、前向きな気持ちを取り戻すことができたのです。この時点で夫の駐在期間が残り半年を切っていたこともあり、私と子供はこのまま日本に残り、東京へ帰る準備を進めていくことになりました。

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