病院と薬、カウンセリング

海外で日本の精神科・心療内科を受診することって可能なの?

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「駐在先に日本人医師がおり、その医師が精神科・心療内科の分野を診ることができる(もしくは翻訳サービス等を通じて受診できる)」環境は限られている、と東南アジアはじめ世界ののメンタルクリニック情報を集めていて感じました。

素人心に、「スカイプとかで先生の診察が受けられたらいいのに」など考えましたが、海外はおろか日本国内でさえ、いわゆる「オンライン診療」は普及していない状況といえます。

オンライン診療って?

(1) 用語の定義
遠隔医療
情報通信機器を活用した健康増進、医療に関する行為

オンライン診療
遠隔医療のうち、医師-患者間において、情報通信機器を通して、患者の診察及び診断を行い診断結果の伝達や処方等の診療行為を、リアルタイムにより行う行為。

オンライン診療の適切な実施に関する指針
平成 30 年3月 厚生労働省 

オンライン診療が受けられる日本のメンタルクリニック

新六本木クリニック


遠隔診療システムには、メドレーが運営するオンライン通院システム「CLINICS」を導入。診察に先駆けてのオンラインによる問診票入力、オンライン予約による対面診療、その後のビデオチャットによる遠隔診療、クレジットカードによる診療費決済、薬の配送までを行っている。(HPより)

アマラクリニック表参道


うつ病・パニック障害・社会不安定障害を薬を使わず治療します。身体調整、カウンセリング(認知行動療法・マインドフルネス、あるがままメソッド)を保険適用で医師が行います。(HPより)

いずれのクリニックも、
①初診は対面診察
②急性期ではないこと
が前提としてあります。

これは厚生労働省の通達によるもので、

初診及び急性期の疾患に対しては、原則として直接の対面診療によること。
○ 直接の対面診療を行うことができる場合等には、これによること。
○ 上記にかかわらず、次に掲げる場合において、患者側の要請に基づき、患者側の利点を十分に勘案した上で、直接の対面診療と適切に組み合わせて行われるときは、遠隔診療によっても差し支えないこと。
① 直接の対面診療を行うことが困難である場合(例えば、離島、へき地の患者の場合など、遠隔診療によらなければ当面必要な診療を行うことが困難な場合)
② 病状が安定している患者に対し、患者の病状急変時等の連絡・対応体制を確保し、患者の療養環境の向上が認められる遠隔診療を実施する場合。例えば別表の患者の場合)

引用元前回いただいた御指摘について - 厚生労働省2018年10月

症状が軽くても、急性期には適用されないオンライン診察。それだけ、メンタルの治療において初期の投薬などは慎重に行わなければならないということですね。

誰が受けられるの?

急性期でないこと
症状が安定して投薬も変更がないこと
そして、諸々の条件を鑑みると「国内在住であること」が前提となってきているようです。前述の「新六本木クリニック」では処方箋を郵送してもらえるサービスがありますが、認可薬が異なる海外ではこのサービスを受けるのは難しそうです。

やはり「日本のメンタルクリニックをオンラインで海外から受診する」ハードルは高いということが分かりました。将来的に、どこにいてもメンタルクリニックを受診できるような仕組みができればいいのに・・と今は期待するしかないようです。

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